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『 聖道歌(しょうどうか)
<041〜060>

041 人生は 朝露の如しと 賢は言う 明日を期すれば 事は成るまじ

042 他愛なき 自愛の心 持つ限り 明日の人類 無きに等しき

043 身口意の 慎み人類 怠れば 自然と共に 明日はあるまじ

044 人類を 滅ぼす因は 人間の 立場を守る 思想にぞある

045 悟空・釈迦 思い上がりの 逸話あり 人智の科学 思い直せよ

046 知識・智慧 同じ様でも 大違い 知識活かすが 智慧の働き

047 相対の 世界に生きる 我々に 絶対などと 言えることなし

048 相対を 超越するには 絶対の 真理観ずして 如何に為せるや

049 我・汝 如何ばかりかの 差やあらん あるは自身の 思いあがりに

050 教養は 学識等を 言うでなし 自己の恥知る 素養を言うなり

051 仏教は 空の実践 為さずして 彼岸の道は 無きに等しき

052 観・見の 二つの見様 武蔵説く 本質観る眼と うわべ見る目と

053 知るを知る 知らぬを知らぬ 言う勇気 真実知るは この力なり

054 知ることは 行う為の 要なり されどその知は 行いに依る

055 人類の 明日は夜明けか 黄昏か 決めるは人の 行いによる

056
 人は人 我は我とは 言うけれど 自も他も共に 相依るものなり

057 生きるとは 思いあがりの 自己顕示 無我を悟れば 生かさるるなリ

058 慈しむ 心は如何に 育てんや 先ずは無くせよ 好悪の念を

059 自他不二は 我を活かしつ 他をもまた すべてを育む 大慈の心

060 甘辛の 対比互いの 良さを増す すべてものごと 斯くあるべきを



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つづく(百八首)

                                               ー守道ー