| 021 もし神が この世に御座し ますならば 許されまいぞ宗教の科 022 極楽や 地獄は何処に あるのやら 弥陀と閻魔に 聞いてみようか 023 信仰を 捨てよと釈迦の 教えあり 異なる信仰 争いの因 024 法に依れ 人に依るなと いう教え 人を立てるが 宗派の始まり 025 宗教の 歴史は何を 物語る 正義と正義の 妙なる戦い 026 宗教は そも何ゆえの ものなるや 国をも分かちて 人をも別つ 027 仏教の 実践それほど 易からず 確執絶えざる その道の人 028 仏教の 流行りにあやかり 安直な 教えを説きつつ 胸算用 029 戒名も 身分金子で 位付け 釈迦はあの世で 思い煩う 030 宗教の 信は都合の よいものを 信じることと 見えて候 031 人間の 立場を超えて もの見れば なんと醜き 人の姿よ 032 泥沼に 汚れなく咲く 白蓮の 浄き心根 人は持てじか 033 対話には 互いの心 開けとて 心閉ざした 己知らずに 034 捨て去れば 無くすものも 無かりしに 失うために 何をあくせく 035 幸せは 外に求むる ことなかれ 己が内にぞ あるを知るべし 036 人の眼に 映れし己の 姿をば 鏡と思いて 心して観よ 037 子供らの 教育躍起に なるよりも 親の姿が そのまま教育 038 ものを観る 心眼色に 染まるれば ありの侭には ものは観えまじ 039 金の多寡 位の上下 何になる 人を決めるは 行為によるべし 040 生業や 地位や名誉に 執らわるな 無位こそ人の 真というなり Next 041〜060 つづく(百八首) |