| 001 悟りたし されど浮世の 楽しみを いざ捨て難し 凡夫なるゆえ 002 生活に 追われし時を 費やせば 必ず出でくる 生への疑問 003 人は皆 己の幸せ 求むれど 他者を措きては 得るを叶わじ 004 幸せは 何処にあると 尋ぬれば 己が心を 覗き観るべし 005 真実を 覆い隠した 不実には 矛盾が伴する 苦しみの淵 006 真実が 言葉で伝わる ものならば 人は迷いを 為すまじものを 007 本質は ものの面に 現れず 五根は惑いて 識を誤る 008 愛すれば 必ず出でくる 苦しみの 綾が織りなす 心の模様 009 人は皆 喜怒哀楽に 終始せば 慈悲喜捨心の 命薄らぐ 010 生命の 尊厳異論 持たねども 自他の等価値 認め難しか 011 人の過誤 見るは千里の 眼なれど 己を観るは 盲目同然 012 人々は 互いに是非を 論ずれど 我に異なれば 是も非とはする 013 世の中に 善きも悪しきも 無かりけり 非とする心 悪の始まり 014 賢人と 愚人の違い 何処に有る 有ると思うが 迷いの世界 015 ともかくも 枠にはまりし 生き方は 真理を避けて 通るが如し 016 如何ように 正しき見も 固執せば すべて等しく 偏見となる 017 暗闇は 光遮る ものの陰 執らわれ心 真を遮る 018 執着の 心捨てよと 教えられ 教えに執らわる 心の愚かな 019 争いの 今も昔も 変わりなく 我に執らわる 普遍の因 020 平和をば 唱えて争う 者たちに 真の安らぎ 永久に来たらじ Next 021〜040 つづく(百八首) |